木と空気を味方にした家づくり

通気断熱WB工法の家と高気密住宅の比較

自然な通気・透過のチカラでシックスハウス解消
通気断熱WB工法住宅
「夏はTシャツ、冬はセーター」衣がえする家
冬の寒い日、人はセーターや上着、衣服を重ね(空気の保温層を作り)暖かさを保ち、夏の暑い日には衣服を脱いで風通しを良くし通気性を高めます。
通気断熱WB工法とは普段私達が自然に行っているこの生活様式、着脱衣による温熱効果を住宅に取り込み、室内温度、湿度を調整し快適にしようと開発されました。
家の床、壁、屋根に二重の通気層をつくり、熱感知式形状記憶合金による自動開閉装置(特許2件10項目)と室内には穏やかな対流を起こす室内空気循環装置(特許第2967071号)を取り付け呼吸させる。これによって夏は壁体内通気(涼しさ)冬は壁体内保温(暖かさ)を可能としました。
WB の名称はW(二重の通気層)とB(ブレス=呼吸)が基本となっています。
夏の性能
1:化学物質 ホルムアルデヒド平均値 0.08ppm
2:省エネ効率 エアコン不要、又は1/5
3:クーラー病 足腰の冷え:なし
4:におい こもらない
5:焼け込み 熱帯夜なし
■夏の温度効果の説明
夏の暑い日には換気口等に設置してある形状記憶型自動開閉装置(特許2件10項目取得)
が高い熱を感知し自動的に開き、人が衣服を脱いだ状態になり(壁の中の通気層が冷却層になります)
部屋の中は外気温に暖められず、快適な涼しさを保ちます。
冬の性能
1:化学物質 ホルムアルデヒド平均値 0.035ppm
2:省エネ効率 既存住宅の暖房費 1/2~1/3
3:窓結露 なし
4:におい こもらない
5:積雪対策 自然落下
■冬の温度効果の説明
冬の寒い日には形状記憶自動開閉装置が冷たい温度を感知し自動的に閉じ、人が衣服を重ね着した状態になり(壁の中の通気層が保温層になります)部屋の中は外気温に冷やされず、快適な暖かさを保ちます。
結露対策
通気断熱WB工法は室内の壁を透湿性の素材で仕上げる為、室内で発生した余分な湿気(水蒸気)を室外・通気層へ放出し、快適な温度に調整します。
人間は一日に1リットル以上の水分を発散させているって知っていますか?
台所・浴室の湿気(水分)も加えると家の中はかなりの量を室内の空気が抱えているのです。
化学物質対策
WB工法は室内の壁を透湿性の素材で仕上げる為、室内はフローヘルスにより常に穏やかな換気をしている状態になっております。この換気により揮発性の化学物質など夏の暑い日に発生しやすい有害物質も、濃度が基準値以下に下がります。
(濃度の測定は信州大学様より実測・実証されています。)
通気しない・透過しない はシックハウスの巣
窒息機密・合板パネル住宅
四季を通して「下着にナイロン、上着にカッパ」を着た家
住宅は気密性を高めれば断熱性も高まりますが、窒息気密にすれば家の呼吸が止められ空気が淀んでしまいます。カビ・ダニの温床になる事は勿論、建材に使用されている化学物質が溶け出し、アレルギー、アトピー、喘息、偏頭痛などの「新築病」が多発しています。また、家自体に蒸れ腐れが生じ家の寿命を縮めているのも事実です。
窒息気密住宅にも換気システムがありますが空気の動きは必ずしも十分ではありません。部屋の隅は淀んでいます。小屋裏や壁体内は、温かい空気が循環していますが、それは建材中の化学物質が溶け出した汚れた空気です。こうした窒息住宅が新築病の原因となります。
夏の性能
1:化学物質 ホルムアルデヒド平均値 0.7~0.5ppm
2:省エネ効率 エアコン運転:10倍
3:クーラー病 神経痛
4:におい こもってしまう
5:焼け込み 熱帯夜の発生
■夏の現代住宅の弊害
住宅の壁の中、屋根裏、特に断熱材などの部材が夏の日差しによる熱を蓄熱し、その熱を放出するので夜になっても部屋の中が熱く、適温にする為には必要以上のエネルギーが消費される事になるのです。
冬の性能
1:化学物質 ホルムアルデヒド平均値 0.35~0.48ppm
2:省エネ効率 強制換気による熱ロス 2倍
3:窓結露 あり
4:におい こもってしまう
5:積雪対策 雪下ろし必要
■冬の現代住宅の弊害
ヒーターによって暖められた部屋の天井付近と床付近ではかなりの温度差が生じてるってご存知ですか?暖められた空気は上へ、冷やされた空気は下へ、この原理を考えると分かるように足元まで暖めようとすると、必要以上のエネルギーが消費されることになるのです。
結露対策
冬場、窓ガラスに水滴が!これが結露と呼ばれるもので、この湿気がカビ、ダニの発生につながります。このダニの死骸はアレルギーの原因にもなっています。また結露は窓ガラスだけでなく色々なものに発生します。一般的に見落としがちなのは壁の中の結露です。この壁内結露は住宅を支えてる土台や柱などを腐らせる原因にもなっています。
化学物質対策
住宅の中で家具、壁、床などには化学物質が多く使用されています。中でも揮発性のものは気温の上昇と共に室内の空気中に充満していきます。その中でも人体に有害物質(ホルムアルデヒド・トルエン・キシレン・パラジクロロベンゼン等)がシックハウス症候群の原因として問題視されています。この行き場を失った有害な化学物質はどう処理すれば良いのでしょうか?
自然の湿気は人にも家にも必要です。大気中の湿度は1日に40%以上変動し、人は一日に1リットル以上の水分を家の中に放出するので、家も呼吸をしなければいけません。呼吸する家は大きな調湿能力を持っており、ホルムアルデヒドもこもりません。
通気を止めることは諸悪の根元であり、窒息気密住宅はものを保存する容器と同じ構造となります。

お気軽にご相談ください

新築のこと、リフォームのこと、費用のこと、技術のことなんでも
滋賀県の多賀町にある「島﨑工務」へ